サラリーマンうつ病体験談 番外編①うつ病と仕事

うつ病体験談

うつ病の辛さとは

私は、うつ病の辛さとは、中々回復が見通せない中、仕事(社会生活)と健康を両立させることだと思います。

一度身体を壊してしまうと、元通りに治るというレベルまでもってくるのは相当な時間と忍耐が必要になります。休職して休めば日常生活は取り戻せるかもしれません。が、社会生活を送る体力、タフさなどは全く別物だと思います。こうした中、完全に治りきるということは到底無理なので、ある意味どこかで区切って社会復帰することになります。
うつ病は脳、自律神経系の失調です。自律神経バランスの崩れにより、頭痛・不眠や疲れやすさなど根本治癒が非常に難しい症状が続きます。

社会人として生きていく上では当然生活の基盤を整えなければなりません。働いて生活費を稼がないといけません。健康上の制約がある中、また元のように社会に戻って働く。これは並大抵の苦労ではありません。

転職と仕事

仕事は可能な限り同じことを継続することをお勧めします。転職して職場環境を変えることは非常に大きなストレスがかかるため、体調を安定させることがとても難しくなります。
また、転職自体もうまく運ばないと思います。私は企業の中途入社採用の仕事もしているのですが、過去に休職履歴があった場合には厳しくチェックします。また既往歴も確認します。これがなぜかというと、健康状態に懸念があるにもかかわらず、それを採用プロセスの中できちんと説明してこなかったので、入社後にすぐ体調を崩す社員がかなりの数でいるからです。採用活動はとても人的コストがかかるものです。せっかく労力をかけて採用して、社員にも給料を支払って、でも結果的には体調を壊してまた辞めてしまう。予定していたポストはまた空いてしまう。すごく無駄なコストになってしまいます。(当然、体調が良くなった方はいるので、そういう方はきちんと証明すれば問題はありません)お互いハッピーになれない、というのが私の考えです。
実は私も復職してから仕事が全く楽しくなく、将来も見通せないと感じて、転職活動をしていました。が、まったく成果があがらず、箸にも棒にも当たらない状態でした。結果的に体調も戻って、かつて以上に仕事の成果を出せていて報酬も上がっているので、転職しなかった(できなかった)ことは良い選択でした。

かといって、現職に留まることもストレスなのだと思います。(ですから転職を考えるので。)
元の通り働けない。休んで迷惑をかける。陰口をたたかれる。かつての上司・同僚とそりが合わない(場合によってはパラハラ)。
仕事をしていく上では、当然悩みが出てくるものです。困っている内容、自身の課題を一つずつ整理して、どう対処していくのか整理してみると良いと思います。
例えば、このような整理です。(実際に私がやってもの、あるいは、部下から相談を受けて工夫してみたものです。)

・勤怠が安定しない。では、安定させるためには?早く寝る、仕事の負荷を下げる。晩酌の習慣を我慢する。
・集中が続かない。では、集中力を持続させるためには?休憩をこまめにとる。根詰めて作業をやりすぎない。
・人前で話すことができない。では、話すことをやめてみては?事前の資料準備はやって、説明だけは違う人に任せる。
・特定の人との関係がストレス。では、そのストレスを減らすためには?異動を希望する。コミュニケーションルートとして、上司を介するように調整してみる

などなど。

病気となってしまうと、本当の意味でメンタルが弱くなってしまいます。うつ病にかかって働けない、体調がすぐれない。そういう思いや体験を積み重ねてしまうことで、負の成功体験がどんどん積みあがってしまいます。体調が悪いから、病気だから、ということで朝の出社を怠けると、身体が変な意味でそれに慣れてしまいます。病気だということに甘えが出てしまいます。コツコツやれることをやって、正の成功体験を積むことが自信の形成につながっていきます。この成功体験の連続がいつからか好循環、立ち直るきっかけにつながっていきます。

人生は選択の連続です。そういうつらい時、どういう行動をとるのか。一つ一つの積み重ねが最終的に人生を作っていきます。今日何をするのも、明日どこに行くのも自由です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました