サラリーマンとしてのうつ病体験をつづっています。今回はその第14弾です。
前回記事で、うつ病にさようなら、を言えました。
さよならを言った後、さらに自分としても一回り大きくなって帰ってこれました。治った今なら言えます。うつ病も一つの人生経験です。
仕事での完全復活
その後、仕事としてもキャリアを伸ばし、再度チャレンジをするるところまで戻ってこれました。しばらくは社内を拠点に仕事をしていましたが、やっぱりコンサルティングの仕事はクライアント先でやるのが一番。体調が戻って、その次にアサインされたのは、外部・クライアント先での仕事です。
石油系のクライアントで設備保全の基幹業務・システムを一新するという案件です。
アサイン当初は、少し環境の変化に慣れずに頭脳疲労がたまるような時期もありました。また、自分が苦手な暑くなり始める時期ということもあったと思います。端的な事象で、体臭がものすごかったのです。。疲労の蓄積やストレスから変な代謝物質が体の中で充満しているのか、自分でもびっくりするくらい臭うのです。ただ、徐々に仕事に慣れることで解消されました。
その後、過去自分が体を崩したきっかけとなるクライアントでのOB会がありました。クライアント主催だったのですが、私もこれに参加をして、過去お世話になったクライアント、当時一緒に頑張ったメンバーにこのときようやく会うことができました。この場に戻ってこれたことで、完全復活できた自分を自覚できました。
現在は、エネルギー系のクライアントで仕事をしています。統合会社として設立されたリーディングカンパニーでの事業統合のための経営管理基盤を構築・マネジメントする仕事です。難易度が高くチャレンジングなことを経験できています。身体を壊していた時からは考えられないような復活を果たしています。
子供の誕生
私は長女が突然なくなったことで、うつがよりひどくなりました。が、次女が産まれたことでうつが治りました。
長女がいたことで、子供の大切さがよくわかり、子供がより好きになりました。次女が産まれてからは矢継ぎ早に三女、四女が産まれ、子だくさんの生活を送っています。精神的に満ち足りていて、これを人生の幸福だと感じることができています。
毎日の生活は子育てに追われて大変です。が、体調をキープして安定して仕事をする。収入を得て家族を養う。体調を壊したことで大切なことがよりはっきりと自分でわかりました。
一度うつを経験して学んだこと
誰にでも何らかのきっかけでメンタル疾患になりうる、ということが実体験としてわかりました。また、一度なってしまうことで、そこから復活するまでの道のりが非常に長い。
周囲の方々に同じような苦労をさせたくないし、苦労している人の気持ちがよくわかるようになりました。逆に自分がならなければ、他者の気持ちがわからなかったと思います。
公私ともにパフォーマンスを継続するために、無理をしない、疲れたら休む、その大事さがわかりました。身体を壊す前は、無理のし過ぎでしたから。セルフコントロールができていたら結果も違っていたかもしれません。健康というものは、失って初めてわかるものだと思います。
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