サラリーマンうつ病体験談:うつと転職、訴訟について

うつ病体験談

サラリーマンとしてのうつ病体験をつづっています。今回はその第7弾です。

前回ブログで復帰直後の難しさをお話ししましたが、その後も仕事のパフォーマンスが出せず、さえない日々が続きます。会社にも居づらい気持ちが出てきて、続けられる自身も持てません。転職活動を決意してみても結果はうまくいかない。そういう負のスパイラルが続きます。

会社につぶされた思い、人生の行き詰まりからついには訴訟も考えますが、実行に移すこともできません。そういう日々を書きます。

社内ニートの日々:復職後の業務継続の難しさ、孤独を味わう日々

初めは人当たりの良かった上司でしたが、復職後の私のパフォーマンスの悪さがわかってきたのでしょう。一区切りついたタイミングでリリースになり、私は見放されてしまいました。

コンサルティングファームという会社はクライアント先でプロジェクト単位で仕事をすることが多く、また私の会社ではフリーアドレスになっています。私はどのプロジェクト、社内業務にも所属していないことになり、完全に孤立してしまいました。

会社に行っても誰とも話さない、話し相手がいない、という状況です。

わかる方はわかると思うのですが、この孤独な状況はとてもつらいのです。会社に行っても意味が無いので、まったく行かなくなりました。私は管理職なので、勤務実績を承認をしてもらう必要もないのです。

元のように仕事をバリバリと続けられる自身も喪失していました。このことから、もう少しゆったりとしたペースで仕事ができるような会社に移りたいと思い、この時には転職活動をすることを決意しました。給料が落ちてもいい。幸せとは家族と一緒に過ごす時間だ。そう自分を諭し、負荷がかからず、より長く働ける会社を探そうと思いたちました。

転職活動をしようと考え始めたときは、もう一度英語の勉強をしようかと考え、その勉強を自宅などでしていました。会社に行っても何にもならないので、自宅でぶらぶらする生活です。会社からも必要とされない、孤立してさみしい状況が続きます。仕事のストレスだけはないので、体調だけは安定していました。

転職活動

私はコンサルティングファームで長く勤めてきました。SAPの基幹システム構築については相当なスキルをもっているという自信もあります。転職するとなるとキャリア採用になるので、過去の経験が生かせる領域となります。コンサルタントとして構築する側の経験を活かそうと思い、システムを利用する側のユーザー企業を応募することにしました。

しかしながら、採用する側もプロです。私が一度仕事でくじけている、ということはよくわかっています。ことごとく採用プロセスの中で落とされてしまいます。おおよそ半分は書類で落ち、面接に進んでも1次面接で落とされてしまいます。

実際に面接となってみると自己アピールをしないといけません。私には、こういう仕事ができる、こういう能力がある。あなたの会社に入ることでこんな貢献ができる。バリバリ働きますというようなことをしゃべってしまっていて、そもそも転職活動をしている意味について矛盾を感じてしまいました。自分の中では一体どこに向かって何をしているんだろう、という自己矛盾の気持ちが強くなってきます。

転職活動で企業を探すときにはエージェントも頼りました。エージェントはより多くの採用フィーを出す、転職の可能性の高い企業を紹介してきます。(彼らもビジネスですから当然といえば当然です。)今が旬でノっている企業を見てしまうと、自分もだんだんとそういう会社に気持ちが揺らぎます。楽しそうな会社=やりがいのある会社=大変そうな会社、という、自己アピールだけでなく会社選択についても矛盾が生じ始めてきました。会社の選択としては、「落ち着き」が欲しかったのが、「やりがい」にどこかのタイミングで変わっていました。

しかも転職活動はまったく上手くいきません。前年度の給与水準をベースに交渉できる年内での転職を決めたかったのですが、決めきることができませんでした。休職して給与がなかった時期があったので、これを年額のベースとして給与交渉するとなると、自分に不利になるということからです。今の会社にも中途で入ったのですが、この時は引く手あまたな状態で簡単に採用が決まったので、今回の転職活動とは天と地ほどの差です。

この時、自分が置かれている状況、市場価値というものを痛感しました。

会社に居場所はない、転職活動もうまく行かない。私はどこに向かえばよいのか。人生をさまよっていました。

訴訟

元通り働くこともできない、体調も完全には回復しない。転職しようにも上手くいかない。ストレスがたまり悶々とする日々でした。このころは会社によってつぶされたという感情が非常に強く、起訴しよう、という風に考えるようになってきていました。

事前の調べによると、管理者ではありますが、使用側の健康配慮義務違反で十分訴訟をして労災認定を勝ち取ることができる可能性があるようでした。過去の事例があることも探していました。労災認定の基準は以下のようなもので、これはすべてあてはまっています。

  • 認定基準の対象となる精神障害を発病していること
  • 認定基準の対象となる精神障害の発病おおむね6ヶ月の間に、業務による強い心理的負荷が認められること
  • 業務以外の心理的負荷や個体側要因により発病したとは認められないこと

外部カウンセラーの方とも相談し、訴訟の気持ちを固めていったのですが、果たして訴訟して何を勝ち取るのか?その後どうするのか?というカウンセラーからの助言で、ふと冷静になりました。

何を勝ち取るのか?慰謝料や逸失利益か?どれだけの金額を得られるのか?

その後どうするのか?会社にはより残りづらくなる。転職活動も上手くいっていないのに、働き口があるのか?

訴訟をするのであれば、長期戦にもなるはずです。絶対に会社に居場所は残りません。働けなくなってしまうと収入が途絶えることになります。

自分の心の行き詰まりから、いわばストレスから解放されたいという思いで訴訟へと心が向いていることを改めて振り返り、メリット・デメリットを考えたうえで、訴訟はあきらめることにしました。

さらに、人生行き詰ってしまってしまいました。転職、訴訟も無理。でも、生活はしていかないといけない。忸怩たる思いで自分のなかで難しい判断でしたが、今の会社で継続して働いていく、という決心を改めてしました。つらい決断でしたが、これしか道はない、と思いました。

プライベート(マラソン)

悪い連鎖がプライベートにもきていて、趣味で打ち込んでいたマラソンはこのシーズンについては散々でした。

無理をしすぎてしまいすぐにケガをしてしまう。治ってきたところで完治するまで我慢ができず、再度ケガを繰り返す。身体・ランニングフォームのバランスが悪くなってしまい、他の箇所を故障してしまう。故障の連鎖を止めることができず、フルマラソンのサブスリー、記録更新どころか、マラソンの完走2回にとどまってしまいました。

休むということを公私ともにきちんとできていなかったので、まったくダメでした。このころはまだ休むということの大切さがわかっていなかったんだな、というのを今となっては実感しています。

続き

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コメント

  1. Mizuki.O より:

    私は会社を訴えようと思ったことはありませんが、パワハラ(熱心な指導)を受けていた時に労基署の出張所みたいなところに相談に行きました。対処方法を効きたかったのですが、訴えたら立場が逆転してしまうみたいなことを言われました。今はA型作業所なので、転職をしなければなりません。去年私の作業所から一般就労したのは2人だけです。危機感を感じてハローワークに通っています。

    • goodlifemichi より:

      起訴というのは難しいですよね。そう立場の逆転、自分が逆に責められてしまい、居場所がなくなることを恐れて、結局は何もできずじまいでした。そういう支援がなければ、相当なことがない限り、起訴はできないものだな、と実体験で思えました。パワハラも紙一重ですよね。自分としては良かれと思ったことも、人によっては受け方も変わりますから。私も管理職なので、日々気を付けてます。

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